東京本社
0120-56-2982
03-6240-1860
大阪営業所
0120-25-2982
06-4799-3650

NASとは

RAIDのデータ復旧はおまかせ下さい。データ復旧業20年超 信頼と実績のピーシーキッド

NASについて

NASについて

NAS導入のメリットとデメリット

NASとは

NAS (Network AttachedStorage) はテラバイト級のデータ保存が可能であり、複数名でのデータ共有が容易であることや、RAIDと組み合わせることで、冗長性にも優れているという利点からここ十数年で急速にシェアを伸ばしています。以前は紙で管理していた取引先との契約書などもデータで管理する企業が増え、企業が保有・管理するデータは増加する一方です。

近年NASの需要が急増している背景には、企業が管理するデータ量の増加に加え、同一のネットワークで繋がったデバイスで手軽にセキュアなデータのやりとりができるというメリットが挙げられると思います。

nasのイメージ画像
ビジネスにおけるNASのベネフィット
NASの利便性
NASの利便性

NASは、主にCPUとストレージ (HDDかSSD) の2つで構成されています。この2つのハードウェアの性能によって、データを保存できる容量や読み込み・書き込み速度が違ってきます。高価格帯の機種であれば、冷却ファンや複数電源を備えたものもあります。使い方も容易で人的コストを含めたコストが抑えられるため、小・中規模企業や家庭での需要が増加中です。インターネット経由で社外からアクセスできる機能も人気で、ビジネスにおけるモバイル端末の増加に後押しされる形で保有率は右肩上がりになってきています。

NAS導入のメリット

NASは、他拠点オフィスを構える企業においては、本・支店から同じファイルにアクセスすることができるため、共有サーバとして使用することもでき、利便性に優れています。ネットワークを使用した接続方式により、同時に複数台のデバイスからのデータ共有、編集、保存が可能ですが、適切にアクセス権限を設定しておけば、企業の経営・管理者層が共有するファイルや、経理関連のファイルにはアクセスできないようにするなどの設定も可能です。

1.複数台のデバイスからのアクセスが可能
NAS導入における最大のメリットは、同一ネットワーク上のデバイスからのアクセスが可能なのでデータ共有や元データの編集や閲覧が効率的に行えるという点でしょう。多拠点でのビジネス運営を行っている場合は印刷して郵送などの手間も省かれ、結果的にペーパーレス化が進み、コストも大幅に削減されます。
2.バックアップ先としてクラウドストレージと併用
NASは、外部ネットワークに繋がっていないため、人的要因を除けば、情報漏洩のリスクはかなり少ないと言えます。クラウドストレージと併用することで、どちらかのストレージにデータ消失があった場合に企業継続の危機に陥ることがありません。また、NAS内にデータのバックアップがあれば、PC買い替えの際のデータの移し替えがとても楽になります。
3.フリーアドレスからもデータ共有ができる
最近増えている固定席を持たないフリーアドレス採用のオフィスの場合であっても、無線LANでNASに接続できれば、社内のどこにいても、NAS内の共有データにアクセスし、データ閲覧や編集・保存を行えます。
4.保存容量をシェアできる
部署や作業内容によって、ストレージの使用量は違います。動画や大量の画像を保存する部署もあれば、少しのofficeデータの保存で済んでしまう部署もあるかもしれません。NASを使用し、ストレージを共有することで、ストレージを無駄なく使うことができます。
NAS導入のデメリット・注意点

RAIDは大変便利な仕組みですが、以下のようなデメリットもあります。認識した上で活用することが求められます。

1.初期設定が必要
NASを導入する際には、専用ソフトをダウンロードし、インストール後に各種設定を行う必要があります。RAID構成を組み合わせる場合は、RAIDの設定も行います。PCと接続する、LANへの接続、セキュリティ設定、アクセス権限を設定するなど、ある程度の知識と時間が必要になります。機種によっては、殆どの初期設定が済んでいて、簡単な設定のみで使えるものもあります。
2.故障によるデータ消失のリスク

NASは、データ消失のリスクを分散させる目的で複数のストレージを使用し、RAID構成を組んでいる場合が殆どです。RAID構成には、それぞれのモードにより、記憶容量や冗長性に違いがあります。RAID0(ストライピング)、RAID1(ミラーリング)、RAID5、RAID6、RAID10(ミラーリング+ストライピング)などそれぞれに特徴があるので、何を重視してRAIDモードを選ぶかにもよりますが、物理的なストレージを組み合わせて使用する限り、データ消失の可能性はあり冗長性の確保は必須条件になります。

NASとファイルサーバーの違い

NASとファイルサーバーは、データを保存・共有するという広義においては同じですが、NASは機能がシンプルで、ファイルの保存と共有に機能が特化しています。端的に言えばネットワークを用いてデータを共有できるストレージです。ファイルサーバーに比べると、柔軟性や拡張性は少ないのですが、機能がシンプルなだけに、管理の負担が少なく、維持するためのコストも少なく済みます。

NAS/ファイルサーバー比較表

NAS ファイルサーバー
定義 ネットワークに接続して使うストレージ ネットワークを使用してデータを保存、共有するための機能を提供するシステム
導入方法 NASを購入し、社内システムと接続 任意のPCやサーバー機器を使用し、自ら構築する
コスト 比較的安価で、維持管理にも費用がかからない 価格は比較的高い。維持管理のためのコストも必要。空調や管理のためのスタッフの人件費なども必要になる場合がある。
管理の難易度 機能がシンプルな分、維持・管理がしやすい。 多機能で利便性があり、柔軟にカスタマイズできる分、複雑な管理が必要
NAS
定義 ネットワークに接続して使うストレージ
導入方法 NASを購入し、社内システムと接続
コスト 比較的安価で、維持管理にも費用がかからない
管理の難易度 機能がシンプルな分、維持・管理がしやすい。
ファイルサーバー
定義 ネットワークを使用してデータを保存、共有するための機能を提供するシステム
導入方法 任意のPCやサーバー機器を使用し、自ら構築する
コスト 価格は比較的高い。維持管理のためのコストも必要。空調や管理のためのスタッフの人件費なども必要になる場合がある。
管理の難易度 多機能で利便性があり、柔軟にカスタマイズできる分、複雑な管理が必要

SSDを使ってNASを構築(オールフラッシュNAS)

負荷が高い環境にあってもレイテンシー*の低減を実現するために、企業の規模を問わずオールフラッシュNASを導入するケースが増えています。10GbE,Wi-Fi6などの高速LANがそれを下支えしています。

オールフラッシュNASを上記のように高速なLANと組み合わせて利用することでローカルストレージともほぼ遜色ない低いレイテンシーが実現します。例えば複数名で動画編集を行った場合、オールフラッシュNASであれば快適な作業環境が実現できるわけです。

従来NASは、複数台のHDDを使って構築していましたが、最近では、NASと組み合わせるストレージにSSDを使うケースが増えてきました。では、NASを構築する際にSSDを搭載することでどのようなメリットがあるでしょうか。

*レイテンシー…latency(レイテンシー)とは、ユーザーのアクションと応答の間に経過する時間のことです。
SSDを使ってNASを構築するメリット
データ処理の高速化
複数台のSSDで構築されたNASはファイルの読み込みやデータ転送速度がHDDの場合と比較して各段に速くなります。とはいえ、ネットワークを使用してデータの処理を行うので、それぞれのネットワーク環境に依存することは否めません。10GbEネットワーク環境下での使用であれば、PC内に保存してあるファイルを操作するのと変わらない速度で処理できるとされています。
静音性に優れている
SSDは、NAND型フラッシュメモリの「セル」と呼ばれる領域に電磁的にデータを保存します。HDDは、機械駆動のため、かすかに磁気ディスクの回転音などがありますが、SSDにはそれがなく、静音性に優れています。また、発熱量が少ないので、NAS内部に冷却ファンを設置する必要がありません。冷却ファンが駆動しているときに、埃などが溜まってくると音が大きくなる傾向がありますので、ファンが動く音がないのはSSDをNASに組み込むアドバンテージの一つです。
衝撃に強い
HDDは、振動や衝撃に弱いストレージです。地震などの災害や移動時の落下などでNAS機器に衝撃が加わるとHDDの記録面が傷ついたり、部品の接続が緩くなるなどして機器が故障するリスクがあります。その点、SSDは機械駆動部分がありませんので、落下などの衝撃が加わった場合でもHDDと比較すると、機器が壊れるリスクは低くなります。そのため、持ち歩きや移動が多いノートパソコンのストレージには、SSDが使われる割合が急増しているのですが、冗長性を必要とするNASの記憶媒体にも移動や落下に強いSSDの組み込みが増えているのです。

セキュリティ

当社ではお客様の情報を適切に管理・保護することを重要な社会的責務と考え、セキュリティの強化に努めております。

iso
国際標準規格であるISO27001情報セキュリティマネジメントシステム
  • 1.データ復活サービス
  • 2.フォレンジックサービス
  • 3.データコピー・消去サービス
p
一般財団法人日本情報経済社会推進協会によるプライバシーマーク当社ではお客様の情報を適切に管理・保護することを重要な社会的責務と考え、セキュリティの強化に努めております。